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「ランナーのメンタルトレーニング」より

「自分の言葉で勝つことを再定義する」

有名な2人のランナー(1人は男性で1人は女性)が、それぞれの出場した大きな試合で優勝しました。ある日、2人の試合をテレビ観戦し、次の朝、2人について書かれた新聞を読みましたが、新聞からはその2人しか出場しなかったような印象を受けました。この2人が勝ち取った栄光の瞬間を妬んだりはしませんが、ニュース産業のやり方では、集団から抜け出した者だけが新聞の見出しを飾ったり、テレビに映るのです。

 しかし、いくつもの大きなロードレースで脇役を演じ続け、優勝したことのない我々は、そのほかにも大切なストーリーがあることを知っています。それは、紙面の下の方に小さな活字で書いてあったり、先頭集団からカメラを一時切り変えた時、後方にぼんやりとしたカラフルな塊りとしか映らない人々のストーリーです。

 このストーリーは、何千という参加者各自のストーリーであり、先頭集団が繰り広げる戦いと同じくらい、それぞれの参加者にとって意味があるものなのです。参加者全員が自分の目標に向かって努力しているのですから。

 あるレースで勝者に賞品が授与されている時、アナウンサーは、ほとんどのランナーが暖炉の上や壁に飾れる賞品を貰えなかったことに気がつきました。そこで彼は「皆さん全員が、品物よりももっと価値のあるものを持って帰るのです」と付け加えました。アナウンサーは、レースに初めて参加した人に立ち上がるよう求めました。それから、これまでで最も速く走れた人、そして、この距離における自己ベストが出せた人にも立ち上がるよう求めました。表彰式を見ていた観客の半分以上が立ち上がり、立つ事が出来なかった人々が拍手を送っていました。「今日のレースで、失敗してしまったとか、負けてしまったと思っている人、手を上げてください」とランナーに聞きましたが、誰も手を上げませんでした。「これがランニング革命の本当の姿です。勝つために練習しますが、自分自身を高める事によってさらに大きな勝利を得る事が出来るのです」とアナウンサーは言ったのです。

ジョー・ヘンダーソン著

 

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